サクラとの心理戦
サクラメールのことをお伝えしてきましたが、サクラってそんなに恐ろしいものなんでしょうか?
軽い気持ちで軽い返事をしてるでけで、彼女が居ない時のただの時間潰しにはかえって都合がいいような気もします。
でもそれは、今までお伝えしてきたほんのいくつの例が頭に入っているだけだからです。
「百万円あげるわよ。」っていきなり言われたら誰でも嘘だとわかりますが、どこにでもいるような平凡な女性に扮して近づかれると、絶対サクラだと見分けることはかなり困難です。
そうして何回かメールをやり取りしているうちに、人って情が湧いてくるものなんです。その頃に有料サイトへ勧誘されたとしても、「何言ってるんだよ?いまさら!」って冷たくあしらえることが心の底からはできない自分がどこかに存在してしまっているはずです。
相手は言葉巧みに男のプライドをつつき、サクラにこだわって5000円程度のお金を出し惜しみするような小さい男に思われたくないって思わせるように持っていくのです。
結局くだらないプライドのおかげで、たった数日で何百万円をつぎ込むといった状況に陥ってしまうのです。
ポイントを使うサイトは、ポイント購入の判断はすべて自分自身ですることになるんですが、ポイントがなくなりそうな頃になって「アドレス交換したいから、あなたのアドレスから先に教えてください。」なんてすごく大切なメールがやってきたりするものなんです。
これはもちろん、サイト側からの情報で相手のポイントがどれくらいで切れそうになるかわかっていて、そのタイミングを見計らってメールを上手く送ってきているからなんです。
そんなこととは気付かず「今度は本当にアドレスをゲットできるかもしれない。」なんて淡い期待をして、結局嘘だとわかった時には十万円以上のポイントを買わされていたりするんです。
また、今の出会い系サイトは前の大いに盛り上がっていた頃と違って、出会い系サイト規正法の規制を厳しく敷かれ、運営が厳しい状態になっています。
メールレディなんて称されていたバイトの娘たちがサクラ役をやっていた時代とは違って、今では小さなサイトはサクラをするバイトすら雇えない状況にもなってきているようです。
こんな時はサイトの担当者が通常業務の管理をする片手間でサクラの作業をしていくことになります。
当然この場合のサクラはみんな男です。
また他のもう少し大きなサイトでは、何人かの担当者が一人で数百人分の男性会員の役割をしていて、パソコンから離れずにサクラメールをひたすら打ち続けていたりします。
このようにして近頃では、出会い系サイトに本物の女性会員が存在しないということが多くなってきているんです。
女性会員を勧誘するには、いかがわしくない雑誌などにそれらしい広告を出さないといけません。
それにはかなりの出費が伴います。
サイト側にとって、男性会員の出会いなんて本当はどうだっていいんです。出会えなくてもいいんです。
ポイントさえ消費してくれたらそれで良し・・・なんです。
これでサイトに女性会員がまったく存在しない、サクラの仕事一つで男性会員にお金をどんどん出させる、といった出会い系とは程遠いお金を使わせることが目的のサイト図式が出来上がります。
こんなサイトのサクラには情なんて言葉はまったく見当たりません。
つい自分のアドレスや番号を教えたりなんかしたら、すさまじい勢いでメールで襲い掛かってくるでしょう。
時には脅迫まがいのことをほのめかすメールが届いたりもします。今も昔もサクラをなめてはいけないんです。
サクラに扮して笑っているのは、じつは自分と同じ男なんだとじっかり頭に入れておきましょう。
